
執筆者:noriko
派遣会社の安定度や企業規模を判断する材料の一つとして、売上高や純利益といった決算情報を参考にしたいと考える方は多いのではないでしょうか。
「派遣会社 売上ランキング」は、派遣会社選びで迷ったときに、会社の規模感や経営の安定性を把握するための客観的な指標としてよく検索されています。
本記事では、各派遣会社が公開している最新の有価証券報告書・決算公告をもとに、国内人材派遣会社の売上高をランキング形式で整理しました。
なお、有価証券報告書は年度ごとに開示されるため、現時点(2026年)で確認できる最新の売上データは2024年度の決算情報となります。
本ランキングは、その時点で入手可能な最新データを使用しています。ただし、すべての派遣会社が売上高を公開しているわけではなく、非上場企業や日本単体の売上を開示していない企業も存在します。
そのため、本記事では公開情報から確認できる範囲でのランキングとなっている点をご了承ください。
派遣会社の売上高で分かること/分からないこと
派遣会社の売上高は、派遣会社を比較するうえで参考になる指標の一つですが、売上だけですべてが判断できるわけではありません。
ここでは、「派遣会社 売上ランキング」から分かることと分からないことを整理します。
派遣会社の売上高から分かること
売上高を見ることで、主に以下のような点を把握できます。
・会社の規模感・業界内での立ち位置
売上が大きい派遣会社ほど、取引企業数や派遣実績が多く、業界内での影響力も大きい傾向があります。
・経営の安定性の目安
売上が長年安定して推移している会社は、景気変動の影響を受けにくく、派遣先や求人が急に減りにくい傾向があります。
・全国対応・大手企業案件の多さ
売上規模が大きい派遣会社ほど、全国に拠点を持ち、大手企業や有名企業の派遣案件を多く扱っているケースが多いです。
このように、売上高は「安心して登録できそうか」「規模の大きな派遣会社か」を判断する材料になります。
派遣会社の売上高だけでは分からないこと
一方で、売上高だけでは判断できない重要なポイントもあります。
・自分に合った求人があるかどうか
売上が高くても、希望職種や働き方(短期・単発、在宅、時短など)が合わない場合もあります。
・担当者の対応やサポートの質
登録後のフォローやトラブル時の対応などは、売上規模だけでは分かりません。
・職場環境・働きやすさ
派遣先での人間関係や業務内容の満足度は、実際に働いた人の口コミや評判を見る必要があります。
・初心者・未経験への向き不向き
大手でも即戦力向け求人が多い会社もあれば、未経験歓迎の求人が充実している会社もあります。
売上ランキングは「判断材料の一つ」として活用するのがおすすめ
派遣会社の売上高は、会社の規模感や安定性を知るうえで有効な指標ですが、実際に登録する派遣会社を選ぶ際は、売上だけで判断するのはおすすめできません。
求人の内容や対応職種、サポート体制、口コミ・評判などを含めて「自分に合った派遣会社かどうか」を総合的に確認することが重要です。
売上データを踏まえたうえで、働きやすさや目的別の強みも含めて比較したい方は、編集部が総合判断した 派遣会社おすすめランキング もあわせて参考にしてみてください。
人材派遣会社大手5社を売上高でランキング【2024年度最新】

売上1位:テンプスタッフ 4,573億円

テンプスタッフは、パーソルテンプスタッフ、パーソルキャリア、パーソルR&D、パーソルプロセス&テクノロジーなどの子会社がある株式会社パーソルホールディングスの中核企業です。
株式会社パーソルホールディングスは、人材派遣業では「パーソルテンプスタッフ」があり、他に転職サービスとして「doda」などの運営も行っています。
テンプスタッフの売上は、パーソルホールディングスの半分以上を稼いでいます。国内の派遣業界においてはTOP企業と言えるでしょう!
2023年度の最新のパーソルホールディングスの売上高は、1兆2239億円(連結ベース)です。そのうち、パーソルテンプスタッフ(以下、テンプスタッフ)の売上高は、4,619億円となっています。
2022年度の最新のパーソルホールディングスの売上高は、1兆3271億円(連結ベース)です。そのうち、パーソルテンプスタッフ(以下、テンプスタッフ)の売上高は、4,454億円となっています。
2021年度の最新のパーソルホールディングスの売上高は、1兆608億円(連結ベース)です。そのうち、パーソルテンプスタッフ(以下、テンプスタッフ)の売上高は、4,110億円となっています。
2020年度の最新のパーソルホールディングスの売上高は、9,507億円(連結ベース)です。そのうち、パーソルテンプスタッフ(以下、テンプスタッフ)の売上高は、3,748億円となっています。
2019年度のパーソルホールディングスの売上高は、9,705億円(連結ベース)です。そのうち、パーソルテンプスタッフ(以下、テンプスタッフ)の売上高は、3,492億円となっています。
| 年度 | 2024年度 | 2023年度 | 2022年度 | 2021年度 | 2020年度 | 2019年度 |
| 売上高 | 4,573億円 | 4,619億円 | 4,454億円 | 4,110億円 | 3,748億円 | 3,492億円 |
| 純利益 | 170億円 | 195億円 | 221億円 | 246億円 | 176億円 | 139億円 |
売上2位:スタッフサービスG 4,487億円

スタッフサービスは、株式会社リクルートホールディングスの中核企業です。リクルートホールディングスといえば、求人広告、人材派遣、販売促進などのサービスを手掛けている超有名な会社ですね。
人材派遣業では主に「スタッフサービス」と「リクルートスタッフィング」が挙げられます。国内の派遣業界の中ではトップを誇るグループ会社です。
2023年度のスタッフサービスグループの売上高は、4,217億円となっています。
2022年度のスタッフサービスグループの売上高は、3,898億円となっています。
2021年度のスタッフサービスグループの売上高は、3,504億円となっています。
2020年度のスタッフサービスグループの売上高は、3,233億円となっています。
2019年度のスタッフサービスグループの売上高は、3,243億円となっています。
スタッフサービスは、リクルートのグループ会社の一つです。平成19年12月にリクルートがスタッフサービスの株式を取得してグループ会社となっています。派遣業界最大手の一つであり、当サイトでもオススメの派遣会社です。
| 年度 | 2024年度 | 2023年度 | 2022年度 | 2021年度 | 2020年度 | 2019年度 |
| 売上高 | 4,487億円 | 4,217億円 | 3,898億円 | 3,504億円 | 3,233億円 | 3,243億円 |
売上3位:リクルートスタッフィング 3,258億円
リクルートスタッフィングは、スタッフサービス同様リクルートホールディングスのグループ会社の一つです。
スタッフサービスの方が売上高は多いですが、もともとリクルートが最初に人材派遣業を行うにあたり昭和62年に設立した会社(当時は、株式会社シーズスタッフという名前でした。)です。
2023年度のリクルートスタッフィングの売上高は、3,038億円となっています。
2022年度のリクルートスタッフィングの売上高は、2,356億円となっています。
2021年度のリクルートスタッフィングの売上高は、2,294億円となっています。
2020年度のリクルートスタッフィングの売上高は、2,274億円となっています。
| 年度 | 2024年度 | 2023年度 | 2022年度 | 2021年度 | 2020年度 |
| 売上高 | 3,258億円 | 3,038億円 | 2,356億円 | 2,294億円 | 2,274億円 |

売上4位:パソナ 1,936億円

株式会社パソナグループは、人材派遣業「パソナ」を中心に国内・海外約50社で人材ビジネスや人材育成、地域創生事業などを展開しています。国内外含めて60社以上のグループ企業で構成されています。
上場している大手派遣会社の一つですし、しっかりとした派遣業界の地盤がありますので、安心感が非常にある会社だと思います。
2023年6月〜2024年5月の最新のパソナの売上高は、2,008億円となっています。
2022年6月〜2023年5月の最新のパソナの売上高は、2,147億円となっています。
2021年6月〜2022年5月の最新のパソナの売上高は、2,093億円となっています。
2020年6月〜2021年5月のパソナの売上高は、1,765億円となっています。
2019年6月〜2020年5月のパソナの売上高は、1,497億円となっています。
| 年 | 第18期 | 第17期 | 第16期 | 第15期 | 第14期 | 第13期 |
| 売上高 | 1,936億円 | 2,008億円 | 2,147億円 | 2,093億円 | 1,765億円 | 1,497億円 |
| 純利益 | 50億円 | 43億円 | 79億円 | 100億円 | 93億円 | 41億円 |
売上5位:アデコ 1,862億円

Adecco Groupは、オランダのスイスに本拠を置き、世界60カ国で5,000以上の拠点を持つ世界規模の総合人材サービス企業。
人材派遣、人材紹介、アウトソーシングなどあらゆる人材のサービスを提供しています。国内の人材派遣業では「アデコ株式会社」が行なっています。他に転職や新卒のエージェントサービスとして「Spring」などの運営を行っています。
2023年の日本のアデコの売上高は、1,720億円となっています。
2022年の日本のアデコの売上高は、1,525億円となっています。
2021年の日本のアデコの売上高は、1,531億円となっています。
2020年の日本のアデコの売上高は、1,441億円となっています。
2019年の株式会社アデコの売上高は、1,386億円となっています。
| 年 | 2024年 | 2023年 | 2022年 | 2021年 | 2020年 | 2019年 |
| 売上高 | 1,862億円 | 1,720億円 | 1,525億円 | 1,531億円 | 1,441億円 | 1,386億円 |
| 営業利益 | 67億円 | 46億円 | 30億円 | 63億円 | 56億円 | 49億円 |
| 純利益 | 44億円 | 43億円 | 17億円 | 71億円 | 68億円 | 49億円 |
番外:ランスタッド 2022年純利益38億円

ランスタッド株式会社は、オランダのアムステルダムのに本拠を置き、世界38カ国で4,800以上の拠点を持つ世界規模の総合人材サービス企業です。
主軸となる人材派遣以外にも再就職支援、人材コンサルティングなども行っています。
ランスタッド日本単体の売上高はわかりませんが、決算公告より2023年の純利益はわかりましたので番外編として掲載します。ただ、その後の年度に関する情報は得られていません。
2020年のランスタッドの純利益は、26億円となっています。
2019年のランスタッドの純利益は、19億円となっています。
いかがでしたでしょうか?
おすすめの派遣業界の派遣会社別の売上をランキング形式でまとめました。
売上高が高いということは、人気がある派遣会社です。派遣のシステムや福利厚生などが整っていて、派遣会社のスタッフもきちんと教育されている質の良い、安心できる派遣会社と言っていいでしょう。
派遣会社選びで悩んだ時は、こういった売上高などの情報も加味して考えてみるといいでしょう。
派遣会社の売上高ランキングまとめ
| 売上順位 | 会社名 | 2024年 | 2023年 | 2022年 | 2021年 | 2020年 | 2019年 |
| 1 | テンプスタッフ | 4,573億円 | 4,619億円 | 4,454億円 | 4,110億円 | 3,748億円 | 3,492億円 |
| 2 | スタッフサービスG | 4,487億円 | 4,217億円 | 3,898億円 | 3,504億円 | 3,233億円 | 3,243億円 |
| 3 | リクルートスタッフィング | 3,258億円 | 3,038億円 | 2,356億円 | 2,356億円 | 2,294億円 | – |
| 4 | パソナ | 1,936億円 | 2,008億円 | 2,147億円 | 2,093億円 | 1,765億円 | 1,497億円 |
| 5 | アデコ | 1,862億円 | 1,720億円 | 1,525億円 | 1,531億円 | 1,441億円 | 1,386億円 |
| 番外編(利益) | ランスタッド | – | – | 利益38億円 | – | 利益26億円 | 利益19億円 |

